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ゲムツズマブオゾガマイシン(分子標的薬)

商品名(製造・販売会社)

  • マイロターグ(ワイス)

遺伝子組み換えでつくられたモノクロール抗体に、抗がん性の抗生物質カリケアマイシンを結合させた抗がん剤です。抗体の部分は、骨髄性白血病細胞の表面に現れる抗原(CD33)に結合します。この薬が白血病細胞に取り込まれると殺細胞効果を生み出します。

適応となるがん
再発または難治性で、CD33抗原が陽性の急性骨髄性白血病に用いられます。

主な副作用
肝臓に障害を及ぼしやすく、肝静脈閉塞症などの重い副作用がしばしばみられます。また、投与後まもなく、アナフィラキシー・ショックんど、重い過敏症が起こることがあるため、事前に抗ヒスタミン薬などの投与が行われます。骨髄抑制もほとんどの人にみられ、しばしば重篤化します。

一般的な副作用としては、発熱や頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振などが半数以上でみられます。発疹やかゆみ、めまい、不整脈、口内炎などがみられるケースもあります。

使用上の注意点
副腎皮質ホルモン(プレドニゾロンなど)、甲状腺機能亢進薬、免疫抑制剤(アザチオプリンなど)、マクロライド系などの抗生物質との併用は本剤の作用に影響し、副作用を増強する恐れがあります。